寛永波銭の数々
こちらで紹介した銅波銭(四文銭)にも多くの分類があります。特に銅の波銭は同じ母銭を利用しているようで、書体が同じで拓本の上では判別しにくいです。今回は特に青銭と赤銭を特集してみます。

1768年に深川千田新田にて、21波の背が始めて鋳造されました。

短尾寛 27.6mm

21波が鋳造しにくい理由で、1769年から同じ場所にて11波に変更されました。これが俗に青銭と呼ばれており、青銅で青光りしています。少し磁気に影響されるようで、銭が汚れて見分けの付きにくい時は便利です。ただし、鉄のような感覚ではありません。

正字 28.4mm小字 28.4mm俯永 28.3mm
大頭通 28.2mm俯永 長爪寛 28.0mm俯永失点通 28.2mm

1821年、新たに赤銭と呼ばれる波銭が鋳造されました。書体は同じですが、銭の素材が変わり赤く見えます。磁気への反応はありません。

正字 27.4mm小字 27.6mm
離用通 27.3mm俯永 28.3mm
小字断足寛 27.9mm


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