新寛永佐渡銭
金山で有名なあの佐渡島で鋳造された銭です。正徳期(1714年頃)に小判や壱分金にも佐渡判が作られていますが、銭も同じ時期から鋳造されていたのです。特に今回は銅銭のみですが、鉄銭も鋳造されています。基本的には銭の背に佐の字があり、分かりやすい一群です。

1714年正徳期背佐 24.4mm1717年享保期背狭佐 25.2mm享保期背広佐 25.0mm
享保期背縮佐 24.7mm1735年享保民鋳背佐 24.0mm1736年元文期含二水 22.4mm
元文期背正佐 23.1mm1771年明和期背佐 22.4mm明和期背佐刮去 22.4mm

享保期の面の書体は明らかに文銭の模倣、もしくは、母銭を借用したと考えられますが、あまりにも美銭がありません。面も背も彫りが浅く、鋳溜まりもあり、見栄えのしない銭です。また、濶縁に面も背もなっており、母銭の借用が正しいような気がします。正徳期の美銭が嘘のようです。その後はご多分に漏れず、悪銭の一途をたどります。

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