新寛永の荻原銭
ご存知勘定奉行荻原秀重が立案したとされている荻原銭。1700年に今までの文銭(重量3.75g直径25mm)を改鋳しました。考え方は現在の管理経済と似通ったものがあります。それは「幕府の名で出すものは、例え瓦であっても幕府の信用にて通貨として通じる。」ということを言っています。当然、金貨銀貨も改鋳し、幕府に莫大な利潤をもたらしています。しかし、当時の経済は拡大し、流通貨幣が不足していたことは事実です。また、日本からの輸出(鎖国しているのに何故輸出か?対オランダ貿易の為です)品は、なんと銅棹が主力でした。雑銭記NO9で紹介したように、銅銭を輸出用にしていましたが、安定した江戸時代になり、輸入品への要望が強くなり、貿易額は増える一途でした。一番の要求元は大奥とか?何れにしろ銅は不足し、経済が発展している状態では最善の策であったものと考えます。江戸と京都、2ヶ所にて鋳造されておりかわいい銭です。

山城七条銭
草点永 23.3mm草点永進永 23.5mm草点永進永洽水 23.2mm
江戸亀戸銭
厚肉 23.1mm厚肉抱寛 23.2mm厚肉高寛 23.1mm
厚肉高寛洽水 23.1mm

意外と大きさが安定しており、幕府の肝煎にて作られたことを証明します。書体も優雅な感じがあります。江戸亀戸銭は背の彫りが深く、見た目だけは立派に見えます。

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