利用通宝
1673年、呉三桂が鋳造した。呉三桂は清朝初期の藩王(平西王)で、雲南地方に基盤を置いた。1673年に三藩の乱を起こし、8年間清朝の康熙帝に逆らう。この乱最初に鋳造されたとされる銭であるが、珍しく年号を銭名にしておらず、反乱の前から発行されていたかも知れない。

単点 25.4mm 3.89g単点斜宝 25.4mm 5.17g
単点濶縁 25.6mm 4.80g重点禾 25.4mm 4.22g
重点異頭通 25.4mm 3.57g重点細縁長字 24.5mm 4.86g
重点マ頭通 25.4mm 4.96g重点小頭通 24.4mm 3.59g
重点爪頭通 24.4mm 3.86g重点通濶縁 23.5mm 3.65g
コ頭通 24.4mm 3.56gコ頭重点通背右厘大様 27.9mm 6.29g
爪マ頭重点通背右厘 26.4mm 5.24gマ頭通重点背右厘 24.9mm 4.92g
マ頭単点通濶縁背右厘 26.5mm 5.61gマ頭重点通背左厘 23.8mm 3.59g
マ頭単点通背二厘 27.2mm 3.78g
濶縁背右厘刮去 25.1mm 4.02g濶縁背右厘刮去 24.2mm 3.48g
背雲 27.3mm 5.06g背貴 24.0mm 3.12g

あまり高価な銭でもなくよく見かける。たまたまコ頭通無背を手に入れ、手持ちを調べてみた。雲南は中国の銅の産地であり、どの銭も立派な大きさと重量がある同時代の康熙通宝と比べても引けを取らない。呉三桂の反乱の意気込みの篭った銭群である。

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