利用通宝大銭
1673年、呉三桂が鋳造した。呉三桂は清朝初期の藩王(平西王)で、雲南地方に基盤を置いた。1673年に三藩の乱を起こし、8年間清朝の康熙帝に逆らう。この乱最初に鋳造されたとされる銭であるが、珍しく年号を銭名にしておらず、反乱の前から発行されていたかも知れない。前回の小平銭に続き大銭。明朝時代の名残が色濃く残る地方で、銀を基準とした商業があったことを示す歴史的資料だと思います。

コ頭重点通背縦一分 45.9mm 16.8gマ頭単点通背一分 41.2mm 16.2g
爪マ頭重点通背横一分 39.6mm 15.2gマ頭重点通背横一分濶縁 40.6mm 22.1g
マ頭重点通背横一分 40.2mm 17.7g
重点通背横五厘 31.9mm 10.1g単点頭通背縦五厘 30.7mm 7.3g
重点頭通背縦五厘 32.4mm 7.94g重点頭通背縦五厘大字 32.5mm 7.16g

画像が小さいのは旧式のデジカメの性ですが、銭重はきっちり作られており、インフレが起きる心配はなさそうです。基本的にに大銭を好まない私ですが、この月が私の記念月になるので、敢えて挑戦してみました。お見苦しい点はそれに免じてお許し下さい。呉三桂は女の為に行動した男の中の男です。歴史の上にこれほど命を張って生きた人が名を残すのも珍しいでしょうし、清国に70歳を過ぎてから反乱を起こしているのも凄いです。古銭に触れて、初めてその時代の息使いが少し見えたような気がします。

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